「ほぼ毎日自炊する一人暮らしなら、冷蔵庫は何リットルが正解なのか?」
この記事では、札幌で一人暮らしを始める大学生・社会人をイメージしながら、
「食材メインでほぼ毎日自炊する人」専用の冷蔵庫サイズの選び方を、わかりやすく解説します。
1|一人暮らし用冷蔵庫の「サイズ感」の基本
まずは、一人暮らし用冷蔵庫のざっくりしたサイズ感を整理します。
一般的な目安容量
家電メーカーや不動産サイトでは、冷蔵庫容量の目安として
「70L×人数+100L(常備食材)+70L(予備)」 という計算式がよく使われます。ソフマップ+1
1人暮らしに当てはめると、
70L × 1人 + 100L + 70L = 240L前後
が「余裕のある容量」の目安になります。
また、一人暮らし用としては
- 100〜200L台が標準的なレンジsetup-chintai.com+1
と言われています。
自炊するかどうかで目安は大きく変わる
各社の解説をまとめると、傾向はこんな感じです。JREメディア+1
- ほぼ自炊しない人:100〜150L未満で十分
- 自炊もするけど頻度低め:150L前後
- 自炊メインの一人暮らし:150〜250L が推奨
今回の想定読者は
「ほぼ毎日自炊・食材メイン」
なので、下限150L、できれば200L以上が現実的なラインになってきます。
2|ほぼ毎日自炊なら、最適容量はズバリ○○L〜○○L
結論:目安は「200〜250L前後」
不動産サイトや家電情報メディアでは、
一人暮らしで自炊が多い人には 200L前後〜250L程度 をおすすめしているところが多いです。ライフルホームズ+2株式会社キュービック+2
ほぼ毎日自炊するなら、
「200〜250L前後」+冷凍・野菜室がしっかりあるタイプ
これを基準に考えるのが、使い勝手と価格のバランス的にベストです。
なぜ150L台では足りなくなりやすいのか?
150Lクラスでも自炊はできますが、
- 肉や魚を数日分まとめて買う
- 作り置きのおかずをタッパーで保存
- 野菜を丸ごと1玉・1袋で買う
- 気付いたら冷凍食品も増えている
こういう生活になると、あっという間にパンパンになります。
特に、
- 2Lペットボトル
- タッパー&鍋ごと保存
- 冷凍うどん・冷凍ご飯
- ふるさと納税の返礼品(冷凍肉・冷凍魚)
などを入れ始めると、150Lだと「常にパズル」状態になりがちです。
200〜250Lクラスのメリット
200〜250L前後になると、
- 2ドアor3ドアで
- 冷蔵室
- 冷凍室
- 野菜室 or チルド室
がきちんと分かれているモデルが多い
- 数日〜1週間分の食材+作り置きを余裕を持って入れられる
- セールのときにまとめ買いしやすい
という「自炊メインにはちょうどいい容量」になります。アイリスオーヤマ+1
予算感の目安
家電量販店の情報をまとめると、価格帯の目安は以下の通りです。株式会社ノジマ
- 100〜200Lクラス:3〜6万円前後
- 200〜300Lクラス:5〜10万円前後
「長く自炊する前提」であれば、
最初に少し頑張って200L台を買った方が、買い替えの無駄がないことが多いです。
3|小さすぎる冷蔵庫を選ぶとどうなる?よくある失敗談
一人暮らしの初期でありがちな失敗が、
「家電セットの小さい冷蔵庫をそのまま使い続けて後悔」
です。
よくある失敗パターン
- 買い物の頻度が増える
- 小さいから数日分しか入らない
- 結局、こまめにスーパーへ行くはめに
- 作り置きができない
- タッパーを入れるスペースがない
→ 自炊の手間が増えて疲れる
- タッパーを入れるスペースがない
- 冷凍庫がほぼ飾り
- 冷凍うどん・肉・アイスを入れたら終了
→ セール品を冷凍ストックできない
- 冷凍うどん・肉・アイスを入れたら終了
- 野菜がすぐダメになる
- 野菜室が小さすぎる or そもそもない
→ キャベツ・白菜を買っても入りきらない
- 野菜室が小さすぎる or そもそもない
結果として、
「せっかく節約のために自炊してるのに、
小さい冷蔵庫のせいで逆に効率が悪い」
という状態になりがちです。
4|設置スペースと寸法のチェックポイント
容量だけでなく、**「置けるかどうか」**も超重要です。
① 冷蔵庫置き場のサイズを測る
最低限、以下の3つはメジャーで測っておきましょう。
- 幅(横幅)
- 奥行き
- 高さ(上に棚があるかどうか)
さらに、冷蔵庫は
- 左右に 1〜10cm
- 上部に 5〜10cm
ほど放熱用のスキマが必要と言われています。SUUMO
→ カタログ上ギリギリの寸法だと実際は入らないことも多いので注意。
② 電子レンジを上に置くかどうか
一人暮らしだと、
「冷蔵庫の上に電子レンジを置く」
パターンがほぼデフォルトです。
その場合は、
- 耐熱トップテーブル対応か
- 耐荷重はいくつか(目安は30kg前後あれば安心)
を必ずチェックしましょう。SUUMO
③ 搬入できるかどうか(廊下・エレベーターの幅)
意外と盲点なのが、搬入経路です。
- 玄関の幅
- エレベーターの広さ
- 階段の幅・曲がり角
などを見ておかないと、
「注文したのに部屋まで運べない」
「ベランダ吊り上げで追加料金」
という悲劇もあり得ます。
容量別のおおよその重量の目安は、
- 100〜150L:高さ約120cm/約30kg
- 150〜200L:高さ約140cm/約40〜50kg
- 200〜300L:高さ約160cm/約50〜60kg xn--u9jy51hi2icqfcm0cu5n.jp
とされているので、自力で動かすのはけっこう大変です。
5|ライフスタイル別・おすすめ容量モデル
想定読者は「ほぼ毎日自炊」ですが、細かく見ると3パターンに分かれます。
パターン①:毎日自炊するけど作り置きは少なめ
- 平日はその日食べる分を作る
- 冷凍庫はアイス・冷凍うどん・少しの肉程度
▶ おすすめ容量:150〜200L前後
- 2ドアタイプ
- 野菜室 or チルド室があると便利
- 冷凍室は「そこそこ」でOK
パターン②:まとめ買い&作り置きが多い自炊ガチ勢
- 週1〜2回まとめ買い
- 鶏むね肉・ひき肉・魚を冷凍ストック
- 休日に作り置きおかずを数品作る
▶ おすすめ容量:200〜250L前後
- 冷凍室が大きめのモデルを優先
- 野菜室も独立していると超便利
- ふるさと納税の冷凍肉・魚も入れやすいアイリスオーヤマ+1
パターン③:友達を呼んで一緒に料理・飲み会もしたい
- 数人分の食材や飲み物を入れたい
- ホールケーキ・ピザなどをそのまま冷やしたい
▶ おすすめ容量:230〜270L程度
- 二人暮らし向けの小さめクラス(250〜300L)も視野
- 将来同棲の可能性があるなら、ちょっと大きめを買っておくのもアリCLAS
6|一人暮らし自炊派の冷蔵庫チェックリスト
購入前に、次のチェックポイントを一気に確認しておきましょう。
容量・中身の構成
- 容量は 200〜250L前後 を中心に検討したか
- 冷凍室は「引き出し式」で出し入れしやすいか
- 野菜室 or チルド室がしっかり確保されているか
- ドアポケットに「2Lペットボトル」が入るか
設置・使い勝手
- 設置スペース(幅・奥行き・高さ)を実際に測ったか
- 放熱スペース分の余裕を見ているか
- ドアの開く向き(右開き・左開き)は部屋のレイアウトと合うか
- 電子レンジを上に置ける耐熱トップテーブルか
ランニングコスト
- 年間消費電力量(kWh)が他機種と比べて極端に高くないか
- 上位機種の省エネ性能で「電気代が抑えられるなら少し高くても長期的に得」か検討したかビックカメラ+1
7|まとめ:迷ったら「少し大きめ+冷凍・野菜室重視」が正解
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 一人暮らしの冷蔵庫は 100〜200L が標準だが、
「ほぼ毎日自炊・食材メイン」なら200〜250L前後が現実的 - 小さすぎると
- まとめ買いできない
- 作り置きがしにくい
- 常にパンパンでストレス
になりがち
- 容量だけでなく
- 設置スペース
- 電子レンジを上に置けるか
- 冷凍室・野菜室の使いやすさ
も要チェック
- 迷ったら、 「ちょっと大きめかな?」くらいのサイズを選んだ方が
自炊生活のストレスが少なく、長期的にはコスパがいい