「北大ってキャンパス広いし、どこに住めばいいのか全然わからない…」
「徒歩圏がいいけど家賃も気になる…」
そんなこれから北海道大学に入学する人・北大を目指している人向けに、
札幌ひとり暮らしラボとしてエリア選びの考え方と、おすすめエリアをまとめました。
この記事でわかること
- 北海道大学(札幌キャンパス)の位置と通学のイメージ
- 「徒歩」「地下鉄」「自転車」別のおすすめエリア
- 北大生に人気のエリアのメリット・デメリット
- 朝弱い人・コスパ重視の人などタイプ別のエリアおすすめ
北海道大学札幌キャンパスの場所と通学の基本
キャンパスは「札幌駅のすぐ北側」にドーンと広がっている
北海道大学のメインキャンパスは、JR札幌駅の北口から徒歩数分の場所にあります。THE GATE+1
キャンパスは南北に長く、
JR札幌駅〜地下鉄南北線の「北12条駅」「北18条駅」あたりまでズドンと伸びているイメージです。ウィキペディア
そのため、
- 文系・低年次 → 札幌駅寄り(大学正門〜北13条あたり)
- 理系・高年次 → 北18条〜北大北側寄り
になるケースが多めです(学部・学科によって変わります)。
通学手段はこの3パターンがメイン
北大生の通学手段はだいたいこの3つ。
- 徒歩(徒歩5〜20分圏内に住む)
- 地下鉄+徒歩(南北線がメイン)
- 自転車+地下鉄・JR
この記事では、
「どんな通学スタイルにしたいか」からエリアを逆算していきます。
北大生のエリア選びで大事な5つのポイント
- 通学時間
- 片道何分まで許容できるか(15分以内だとかなり楽)
- 家賃
- 1人暮らしなら1K・1DKで〇万円前後、1LDKだと+1〜2万円のイメージ
- スーパー・コンビニの数
- 「夜遅くまで開いてる店が近いか」は意外と大事
- 治安・雰囲気
- 夜の人通り、暗さ、飲み屋街との距離感
- 冬の通学のしやすさ
- 坂が少ないか
- 歩道の除雪がされやすいか
- 地下鉄駅までの道がきつくないか
この5つを頭の片隅に置きながら、エリアを見ていきましょう。
徒歩通学したい北大生におすすめのエリア
① 札幌駅北口〜北8〜北12条あたり
こんな人におすすめ
- 「とにかく通学ラク最優先!」という朝に弱いタイプ
- アルバイトや遊びで札幌駅・大通をよく使いそうな人
メリット
- キャンパス南側(正門付近)まで徒歩圏内
- JR・地下鉄(南北線・東豊線)どちらも使いやすい
- 大型の商業施設・飲食店・家電量販店など何でもそろう
- アルバイト先も豊富
デメリット
- 札幌のど真ん中なので、家賃は高めになりがち
- 交通量・人通りが多く、静かに暮らしたい人にはうるさく感じることも
- 観光客も多く、落ち着いた住宅街感は薄め
「毎日キャンパスに歩いて行ける」「夜も札幌駅周辺で遊びやすい」
この快適さにお金を払うイメージのエリアです。
② 地下鉄南北線「北12条駅」周辺
北大南側〜医学部・病院エリアに近く、
文系・医・薬・病院通いの人に特に人気のエリアです。
北12条駅は南北線の駅で、キャンパスまで徒歩圏内。ウィキペディア+1
メリット
- 北大南端〜医学部・病院エリアまで徒歩圏
- 札幌駅まで地下鉄で1駅という近さ
- 住宅街と学生エリアが混ざった、ほどよい雰囲気
- スーパー・コンビニもある程度そろっている
デメリット
- 「札幌駅目の前」ほどではないが、やはり家賃はやや高め
- 大学に近い物件は競争率が高く、いい部屋は早く埋まりがち
「札幌駅徒歩圏はちょっと高い…でも通学は楽したい」という人にちょうどいいバランスです。
③ 地下鉄南北線「北18条駅」周辺
北大の中〜北側エリアに近く、理系の学部・研究棟が多いゾーンへ通いやすいエリア。ウィキペディア+1
メリット
- 北大の理系エリア・研究室エリアへのアクセス良好
- 飲食店・居酒屋・学生向けアパートが多い“学生街”
- 札幌駅まで地下鉄で2駅とアクセスも悪くない
- 北12条より少し家賃が抑えられる物件が増える傾向
デメリット
- 学生が多く、静かさよりもにぎやかさ寄り
- 深夜までやっているお店もあり、人によってはうるさく感じることも
「北大で理系に進みそう」「研究室生活が増えそう」という人は、北18条エリアを候補に入れておくと安心です。
コスパ重視+地下鉄南北線で通いたい人向けエリア
④ 地下鉄南北線「北24条駅」周辺
北24条駅は、南北線の中でも商店街・飲食店・スーパーが多い生活便利エリア。
北大までは地下鉄で2〜3駅+徒歩という通学スタイルになります。
メリット
- 物件数が多く、家賃は札幌駅周辺より抑えめ
- スーパー・ドラッグストア・飲食店が豊富で生活コスパが高い
- バス路線も多く、どこへ行くにも比較的便利
デメリット
- 北大まで「地下鉄+徒歩」でドア・ツー・ドア30分前後かかるイメージ
- 終電を逃すと歩いて帰るのはかなりきつい距離
「通学時間は多少伸びてもOK。その代わり、家賃と生活費を抑えたい」という人に向いたエリアです。
⑤ 地下鉄南北線「麻生駅」周辺
麻生駅は南北線の北の終点で、バスターミナルや大型スーパーも多いターミナル的なエリアです。
メリット
- 終点駅なので、朝の通勤時間でも座れる可能性が高い
- 大型スーパー・ホームセンターなどがあり、買い物が便利
- 札幌中心部より家賃が抑えられる物件が多い傾向
デメリット
- 北大までの通学時間は、地下鉄+徒歩で30〜40分前後になりやすい
- 終電を逃すとタクシーか徒歩(かなり遠い)の2択
「家賃を抑えて、落ち着いた住宅街に住みたい」「始発駅から座って通学したい」という人にはアリな選択肢です。
自転車・JR併用で通いたい人向けエリア
⑥ JR「桑園駅」周辺
桑園(そうえん)は、JR桑園駅を中心としたエリアで、
札幌駅までJRで1駅。イオンや大型スーパーもあり、生活しやすい住宅街です。
メリット
- JRを使えば札幌駅まで一瞬で着く
- 自転車+徒歩で北大まで通うことも十分可能な距離
- 大型ショッピングセンターや温浴施設など、生活インフラが充実
- 住宅街なので、比較的落ち着いた雰囲気
デメリット
- 北大の正門まではやや距離があるため、自転車前提になりやすい
- 冬の間は自転車が使えない日も多く、徒歩+JRになると時間が読みにくい
「自転車に乗るのが好き」「買い物の便利さも重視したい」人向けのエリアです。
⑦ 東区側(地下鉄東豊線「北13条東」駅周辺など)
北13条東駅は東豊線の駅で、南北線の北12条駅にも徒歩で行き来できる位置にあります。ウィキペディア
メリット
- 東豊線・南北線の2路線を使い分けやすい
- 住宅街が多く、比較的落ち着いた雰囲気
- 札幌駅方面・大通方面どちらにもアクセスしやすい
デメリット
- 北大までは「自転車+徒歩」か「地下鉄を乗り継ぎ」など少し工夫が必要
- 北12条・北18条より通学経路がわかりにくく、慣れるまで時間がかかる
「人が多すぎるエリアは避けたいけど、アクセスはそこそこ欲しい」という人に合いやすいです。
家賃を優先したい人が検討したい少し遠めのエリア
ここからは、通学時間は30〜40分程度かかってもOK/家賃をできるだけ抑えたい人向けです。
⑧ 地下鉄東西線「琴似」周辺
琴似は住宅街+繁華街が混ざったエリアで、札幌中心部より家賃が安めな物件も多いです。
メリット
- 東西線+バス+自転車など、交通の選択肢が多い
- 商店街・飲食店・スーパー・病院がそろっていて生活しやすい
- 札幌駅・大通より家賃相場が下がりやすい
デメリット
- 北大までの通学経路がやや複雑(乗り換え必須になりがち)
- 冬の通学時間は読みにくく、30分〜40分コースになりやすい
⑨ 東西線「白石」〜「南郷」エリア
白石区の東西線沿いも、家賃を抑えたい学生が検討することの多いエリアです。
メリット
- 中心部より家賃が安めな物件が見つかりやすい
- スーパーや飲食店が点在しており、生活インフラは十分
- 東西線で大通まで出れば、そこから地下鉄南北線で北大方面へアクセス可能
デメリット
- 北大までの通学は、乗り換え前提かつ距離も長め
- 朝のラッシュ時間帯は混雑しやすい
「とにかく家賃を抑えたい」「北大まで毎日じゃなく、オンライン授業も多い想定」という人なら候補に入ります。
タイプ別・北大生におすすめエリア早見表
| タイプ | おすすめエリア | コメント |
|---|---|---|
| 朝が超弱い・絶対遅刻したくない | 札幌駅北口〜北12条/北12条駅周辺 | 徒歩で通える距離を最優先 |
| 理系志望・研究室生活が多くなりそう | 北18条駅周辺 | 北大北側エリアにアクセスしやすい |
| 家賃と生活コスパのバランス重視 | 北18条〜北24条 | 通学もそこそこ楽で物件数も多い |
| 生活費ガッツリ抑えたい | 北24条・麻生・白石・琴似 | 通学時間と引き換えに家賃を抑える |
| 落ち着いた住宅街がいい | 桑園・東区(北13条東周辺) | 騒がしすぎない雰囲気を重視 |
| バイトも遊びも全力で楽しみたい | 札幌駅周辺〜大通圏 | 家賃は高めだがアクセス最強 |
エリア選びでよくある失敗
① 「家賃だけ」で決めて、通学が地獄になる
- 家賃が安いからといって、北大から遠いエリアを選ぶ
- → 冬の吹雪の日に、乗り換え+徒歩でクタクタになる
毎日通うのは自分なので、「片道何分までなら許せるか」を先に決めるのがおすすめです。
② 冬のことを全く考えていない
- 坂道が多いエリア
- 除雪が追いつきにくい細い道
- 地下鉄駅まで遠いルート
札幌の冬は想像以上に体力を持っていかれるので、
「冬の通学ルート」をイメージしたうえでエリアを決めるのが大事です。
③ スーパーやドラッグストアの場所を調べていない
- 引っ越してから「最寄りスーパーまで徒歩20分…」と気付くパターンもありがち。
- マンションの場所だけでなく、よく使いそうなお店の位置も事前にチェックしておきましょう。
まとめ:迷ったらまずここを見に行こう
最後に、これから部屋探しをする北大志望・新入生向けに、
**「優先的に内見してほしい順」**をまとめておきます。
- 北12条駅周辺(南北線)
- バランス型。北大南側へのアクセスが良く、札幌駅も近い。
- 北18条駅周辺(南北線)
- 理系志望・研究室生活多めの人向け。学生街で生活も楽。
- 札幌駅北口〜北大徒歩圏エリア
- 家賃は高めだが、通学&遊びの利便性は圧倒的。
- 北24条・麻生エリア
- 通学時間と引き換えに、家賃と生活コスパを取りたい人向け。
- 桑園・東区側
- 落ち着いた住宅街重視派におすすめ。
「札幌ひとり暮らしラボ」では、今後も北大生向けに
- エリアごとの家賃の目安
- 実際にかかった光熱費
- おすすめスーパーや飲食店
など、もっと踏み込んだリアルな情報も発信していきます。
もし「このエリアについて詳しく知りたい!」という場所があれば、
そのエリア単体の記事もがっつり書くので、コメントやメモで教えてくださいね。