札幌のプロパンガスが高いと言われる理由とは?
北海道・札幌の一人暮らしでよく耳にするのが、
「プロパンガスがとにかく高い」 という声。
実際、プロパンガスは都市ガスに比べて
料金の自由設定が認められているため、物件によって大きく価格差が出ます。
さらに札幌の冬は長く、
ガスを使う回数も自然と増えるため、どうしても料金が上がりやすい環境です。
【体験談】実際にかかったガス代を公開します(夏6,500円→冬12,000円)
ここでは、筆者(札幌在住・1LDK/25㎡)のリアルなガス代を公開します。
● 夏(6〜9月)
✓ 6,500〜7,000円/月
● 冬(12〜2月)
✓ 11,000〜12,000円/月
冬になると夏の 約1.7倍。
シャワーは1日2回、暖房は備え付けの 灯油ファンヒーター を使用しています。
暖房は灯油がメインなのに、ガス代がここまで上がるとは正直驚きでした。
今月の内訳(プロパン+灯油):合計13,000円
実際の月の請求の内訳はこんな感じです。
- ガス使用量:8.3㎥
- ガス料金:8,381円
- 基本料金+諸費:2,660円
- 灯油:11.9L → 1,728円
- 合計:約13,000円
一見すると「灯油暖房だから節約できるかな?」と思っていたのですが、
フタを開けてみるとしっかり高い…。
個別でガス会社と契約しなくてよい物件だったので、
当初は「楽でいいな」と思っていましたが、
初月の請求を見た瞬間、
「聞いていた話より高い!」と驚いたのが正直なところ。
札幌で一人暮らしをしている友人も似たような料金だったため、
地域全体としてプロパンガス代が高めだと実感しました。
プロパンガス代が高い理由と、下がりにくいワケ
札幌でガス代が高く感じる理由には、次のような特徴があります。
● ① ガス会社を“物件側が指定”していることが多い
自分でガス会社を選べない物件では、
料金の比較ができず高いままになりやすい のが難点。
● ② 冬は給湯の使用量が増える
気温が低いほどお湯を沸かすエネルギーが必要になり、
シャワーだけでも料金が跳ね上がります。
● ③ プロパンはそもそも都市ガスより高い
配送コストや設備費が加わるため、構造的に割高です。
今日からできる!プロパンガス代の節約術5選
ここからは、実際に札幌で一人暮らしをして分かった
「効果を感じやすい節約法」を紹介します。
① シャワー時間を短くする(最も効果大)
給湯がガス代の大部分を占めるため、
1〜2分短縮するだけでも大きな節約に。
毎日シャワーを2回浴びる人は特に効果が出やすいです。
② 温度設定を1〜2℃下げる
冬はつい高めの温度にしがちですが、
ほんの少し下げるだけでも消費量が変わります。
③ 給湯器の電源を使わない時はオフに
意外と忘れがちですが、
待機電力だけで少しずつ料金が積み上がります。
④ 電気調理は電子レンジと電気ケトルを活用
ガスコンロを使う時間を短くすると節約につながります。
料理をよくする人ほど効果を感じます。
⑤ 冬は電気毛布をうまく使う
寒さ対策は暖房頼りになりがちですが、
電気毛布は 月数百円 で暖まれる最強アイテム。
暖房費を抑えたい人には特におすすめです。
ガス会社は変更できる?確認すべきポイント
物件によっては、ガス会社を変更できない場合があります。
特に、「物件側でガス会社が決まっているタイプ」は
基本的に変更不可のケースが多いです。
変更したい場合は
- 管理会社に相談
- ガス会社の料金表をチェック
- 都市ガス物件との比較
などのステップを踏む必要があります。
物件選びで失敗しないためにチェックしたい点
次に引っ越し予定がある人は、
物件選びの時点で必ず確認しておきたいポイントがあります。
● 都市ガスかプロパンガスか
→ 都市ガス物件は料金が安定しやすい
● プロパンなら「単価」が適正か
→ 基本料金・従量料金を確認しておく
● 暖房設備の種類
→ ガス暖房は料金が跳ね上がるので慎重に
まとめ|札幌のプロパンガスは確かに高い。でも対策はできる
札幌の冬は寒く、どうしてもガス代が上がりやすい環境です。
しかし、日々のちょっとした工夫で
月1,000〜2,000円の節約は十分可能です。
この記事では、
✓ 実際のガス代のリアルな金額
✓ プロパンが高くなる仕組み
✓ 今日からできる節約術
をまとめて紹介しました。
ガス代が気になっている方は、
ぜひできるところから取り入れてみてください。